2023年度 大学職業指導研究会
会 長 池田 浩二
(中央大学キャリアセンター 副部長)
2022年4月より歴史と伝統ある大学職業指導研究会会長に就任し、昨年に引き続き、今年度も会長職を拝命いたしました。 2020年2月から新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、約3年が過ぎました。コロナ禍での先行きの不透明感と、さまざまな行動制限も重なり、社会が激変し、働き方にも多様性が求められる時代となりました。そのような中で、企業側の採用意欲の高まりやオンライン化による採用プロセスの効率化により、就職活動は一層「早期化」し、新たな就職活動のスタイルへと様変わりしました。また、コロナウイルス感染拡大の影響で憧れと期待に満ち溢れた大学生活は失われ、長期的なオンライン環境により多くの人との出逢いの機会がなくなり、学生たちの人間関係は希薄になりました。この就職活動の「孤立化」により、多くの不安を抱えながら就職活動を行わなければならなくなり、今こそ、個人を対象とした支援を強化しなければならないと考えております。そのためにも、今一度、本会の目的でもある業務上必要な共通課題について研究、協議および情報交換などを行い、学生の就職活動を支援していかなければならない使命を再認識する必要があると思っております。
本会では、学生一人ひとりの夢の実現に向けて、4つの分科会活動が軸となり、それぞれが時代に即したテーマを掲げ会員相互の連携、情報交換など年間を通じて日々研鑽を積んでおります。この分科会活動こそが大学職業指導研究会の礎であり、分科会活動で得た有益な情報を各大学へ持ち帰っていただき、学生一人ひとりのキャリア・就職支援に役立てていただきたく思っております。そして、4つの分科会活動で得た情報を所属する分科会だけではなく、それぞれの分科会の垣根を越えて情報交換を行うことにより、今まで以上に親切丁寧な学生支援が出来るのではないかと思っております。社会が激変し、その変化に対応するとともに、私たち大学職業指導研究会からの発信で、何かひとつでも「新たな就活スタイル」に変化をもたらせるよう会員一同取り組んで参りたいと思います。
私たち、大学職業指導研究会の全会員が学生サポートに対して全身全霊で向き合っていることに対しまして敬意を表するとともに、小職は本会の充実発展のため粉骨砕身取り組んで参りたいと思います。まだまだ変化の激しい困難な状況が続くと思いますが、今年度もご支援とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
Ⅰ.統一テーマ
『新たな就職環境に向けた就職・キャリア支援』Ⅱ.基本課題
1.学生に対する的確な就職支援とキャリア支援2.就職・キャリア支援業務担当者の資質向上
3.業界・企業研究および採用担当者との情報交換
4.会員校間および担当者間での情報交換
期間 | 氏名 | 就任当時の役職 |
---|---|---|
2010年(平成22年)~2012年(平成24年) | 染谷 宏 | 東海大学 キャリア指導センター 次長 |
2012年(平成24年)~2014年(平成26年) | 山下 恭弘 | 立教大学 キャリアセンター 事務部長 |
2014年(平成26年)~2015年(平成27年) | 深野 弘美 | 東洋大学 総務部 担当部長 |
2015年(平成27年)〜2017年(平成29年) | 森田 浩一 | 上智大学 キャリアセンター センター長 |
2017年(平成29年4月)~2018年(平成30年3月) | 串崎 扶美子 | 実践女子大学 キャリアセンター 部長 |
2018年(平成30年4月)~2019年(平成31年3月) | 成田 剛 | 亜細亜大学 キャリアセンター 部長 |
2019年(平成31年4月)~2020年(令和2年3月) | 酒井 優好 | 大東文化大学 キャリアセンター事務室 室長 |
2020年(令和2年4月)~2022年(令和4年3月) | 祖父江 健一 | 青山学院大学 進路・就職センター 部長 |
2022年(令和4年4月)~ | 池田 浩二 | 中央大学キャリアセンター 副部長 |
※今後随時追加していきます